筆記試験について

筆記試験では、美容師に必要な知識が幅広く出題されます。

ジャンル内容としては大きく分けて、下記の8つになります。

• 関係法令、制度
• 公衆衛生、環境衛生
• 感染症
• 衛生管理技術
• 人体の構造及び機能
• 皮膚科学
• 美容の物理、化学
• 美容理論

実技試験について

ウィッグを使い、指定された髪型通りにカットできるかが試されます。

カッティング試験では、20分以内でレイヤーカットを行います。

セッティング試験では、ワインディングもしくは、オールウェーブセッティングのどちらかが、試験前に発表されます。ワインディングは20分以内に、オールウェーブセッティングは25分以内にこなせるかどうかが試されます。

カッティングとセッティングは、実際の施術でもよく使われるため、しっかりと習得しておきましょう。

実技試験では、衛生実技試験審査も同時に審査されます。

動的審査、静的審査、確認的審査が行われますので、実技試験には落ち着いて臨みましょう。

筆記試験の合格基準

筆記試験では関係法規・制度、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、美容の物理・化学、美容理論の課目の中から50問出題されます。正答率60％以上でかつそれぞれの課目で必ず正解があることが合格基準となります。

そのため、得意な科目だけに的を絞るのではなく、バランスよく学ぶことが必要です。

実技試験の合格基準

実技試験は減点方式であり、

• 第1課題のカッティングの減点が30点以下であること
• 第2課題のオールウェーブセッティングの減点が40点以下であること
• 同時に審査される衛生上の取扱試験で減点が20点以下であること

ということが、合格基準となります。